こんにちは。大阪狭山市の太田鍼灸整骨院です。

前回のブログで長男の(骨端線損傷)について書きましたが、長男の怪我がこの(舟状骨骨折)ではないかと思っていました。

転倒して手をついたあと、

「少し手首が痛いけど腫れてないし大丈夫かな…」

とそのままにしていませんか？

実はその痛み、舟状骨骨折（しゅうじょうこつこっせつ）かもしれません。

放置してしまうと治りにくく、後遺症につながることもあります。

舟状骨とは？

舟状骨は、手首の親指側にある小さな骨で、8つある手根骨のひとつです。

この骨は手首の動きを安定させる大切な役割を持っています。

しかし、転倒して手のひらをつくと大きな力が加わり、折れてしまうことがあります。

舟状骨骨折の主な原因

・転倒して手をついた

・バイク・自転車での転倒

・スポーツ（サッカー・バスケ・スノーボードなど）での衝撃

・手を強くひねる動作

特に多いのが、手を伸ばして転倒したときの衝撃です。

若い男性やスポーツ選手に多く見られます。

症状

・手首の親指側（親指の付け根あたり）の痛み

・手を動かす・ひねる・物を握ると痛い

・腕立て伏せなど手をついて体重がかけれない

・腫れは少ないが違和感が続く

・親指と手首の間のくぼみ（スナッフボックス）を押すと強く痛い

この骨折の特徴は、腫れが少なく、痛みもあまりなく見た目では分かりづらいこと。

「捻挫だと思って放置していたら骨折だった」というケースも少なくありません。

放置するとどうなる？

舟状骨は血流が少ない骨のため、折れてしまうと骨がくっつきにくい特徴があります。

放置してしまうと次のような問題が起きることがあります。

・骨がくっつかずに動く「偽関節」

・手首の動きが制限される

・慢性的な痛み

・変形性関節症のリスク

早期発見・早期治療が非常に重要です。

診断と治療

舟状骨骨折はレントゲンでも見逃されやすい骨折です。

疑わしい場合には、MRIやCT検査で正確に診断します。

治療は主に次のように行われます。

・ギプス固定（数週間〜2か月程度）

・骨折部の安静保持

・手術をした方が固定期間が短い

・回復後のリハビリ（可動域・筋力回復）

当院でのサポート内容

太田鍼灸整骨院では、整形外科での診断後、

回復期のリハビリを行っています。「骨折や脱臼の施術は医師の同意が必要です」

主な施術内容は次のとおりです。

・超音波LIPUSによる骨癒合促進

・ハイボルテージによる血流改善や固定後の拘縮改善

・手首や前腕の筋膜リリース

・可動域・握力回復のための運動指導

舟状骨骨折は、見た目の変化が少ないため「軽い捻挫」と勘違いされやすいですが、

治りにくく、後遺症が残りやすい骨折のひとつです。

手をついてから手首の痛みが続く　握る・ひねる動作で痛みが強い

そんなときは、早めに整形外科や整骨院へご相談ください。

手首や肩、腰の痛みでお困りの方は、

お気軽に太田鍼灸整骨院までご相談ください。

お知らせ

当院は予約制ですので、来院される場合は必ずお電話にて予約をお取りいただくようお願いしております。

予約のお電話は、午前中にお願いします。

翌日以降の予約はホームページのお問合せやLINEからでも結構です。ご協力よろしくお願いします。